鎧張り外壁の水切り・雨漏り対策
1年以上前にセルフビルドで建てた、
未だに完成しない小屋作り。
杉板外壁の鎧張り、側面に三角形の隙間が出来てしまう
板を重ね合わせて張っていく鎧張りは、
側面に三角形の隙間が出来てしまう。
ちょっとした面積の隙間だし、
雨水の侵入は気にしなくて大丈夫なんじゃない?
そんなことはなく、、、
大雨・豪雨地帯のこの地域では、
ケラバ・軒先き・隙間出来る箇所は、
しっかり水切り対策をしなければならない!
隙間が出来ないように仕上げるには、
角材(柱)の側面に押し付けて、
三角形の隙間が隠れるように張っていく。
初めての素人大工の家作りで、
よくまあこんなにも適当に作りましたね。
という出来栄え。。
透湿防水シートがあるから雨漏りは大丈夫?!
ケラバの出もゼロで、屋根張りしてしまったので、
長雨が続いたときは、
雨水が外壁を伝って水が侵入してくる。
透湿防水シートは雨水を防ぐためのものだけど、
常時水が触れていて効果を持続出来るものではない。
水切り金物、L型の出隅金物で鎧張りの隙間を納める
L型の金物を手配して、
隙間に被せて張っていきます。
鎧張りの外壁は平面では無いので、
まずは、野地板を張って平面を作る。
次に、野地板の平面に出隅金物を張っていく。
最初からちゃんと作っておけば、あとあと苦労しなくて済むんだけど。。
鎧張りのメリット・デメリット
やってみないとわからない、
素人大工のセルフビルド。
鎧張りのメリットあるのかな?って言うくらい苦労しましたよ・・・。
外壁は凸凹を作らずにフラットな平面の方がいい
鎧張りにすると、
外壁が立体的になるので、
後々の塗装するときに、
作業性が悪くなる。
凸凹してると、ローラーで塗りにくい。。
重ね代(重なる幅)を均一にしないと垂直ラインがずれる
下から張っていって、
最後に上で納めるときに、
板の幅や重ね代がずれると、
垂直に張ったつもりが、
垂直のツラ(面)がずれる。
水切り金物や見切り板などを張り付けるときに、
平面が出ていないので苦労します。
微妙な隙間が出来てしまって、綺麗に納めるにはどうすれば???
鎧張りの板が反ってくると隙間が出来てくる
下見板張りの外壁を見ると、
横張りに重ねて張った上から、
板材や角材などを張り付けて固定している。
鎧張りの浮き上がりが抑えられていいけれど、
隙間の水が溜まって、水切れが悪くなるのと、
凸凹の壁になってしまうので、
防腐塗装の手間が多くかかる。
自然素材の杉板外壁なので、反ってくるのは仕方がないけれど・・・
自然素材の杉板外壁のコストは安い?高い?
自然素材の杉板は、
サイディング材などに比べたら、
平米単価は一番安いけれど・・・。
サイディング材と比べると作業性が悪く、
防腐塗装などのメンテナンスコストも掛かる。
大工さんの人件費が一番高く付くんじゃないだろうか・・・。
軒天井張り、杉板の野地板を張る
軒天井も面倒臭がらず張っていく。
作ったからには、雨風・台風から守らねば・・・。
自然素材の外壁は塗装する?無塗装?
自然派のこだわりが強い人は、
無垢板を塗装せずに仕上げる人も多いけれど、
杉板の鎧張り&無塗装、
さらには無カンナのままで杉板を使っている場合は、
この地域では、ノーメンテナンスでは3年くらいしか保たない。。
釘の穴がボロボロになってくる。。
塗装材の中ではぶっちぎりの安さのクレオトップ
予算に余裕があるなら、
キシラデコールの方が色も選べて、保ちも良いけれど、
最低限の機能を満たすクレオトップで塗りました。
安いので気兼ねなく使える。
家は悪くなってから直すよりも、
悪くなる前にメンテナンスしないといけない!