自然素材の杉板の外壁材、縦張りと横張りはどちらが長持ちするのか?

1.5坪の小屋作り

自然素材の家作り、外壁材は杉板を使う

杉板の空気層が断熱効果を高めてくれる

木の板は、最安の外壁材

外壁材はどうしようかと考えて、
ガルバリウム鋼板のサイディング材もいいよなあと思いつつ、
結局、一番安く仕上げられる杉板にしました。

家作りのコンセプトは、
そのへんにあるもの、身近にある素材で作ること。

遠くにある資材をエネルギーを掛けて運んで来るのは、エコじゃない。

お金を掛けずに作ること(あればもちろんいいけど・・)

直接、手で触れたとき、
素足で歩いたときに、
気持ちがいいと感じるのは、

自然素材が一番(しかも安い)

杉板の外壁は、縦張りにする?横張りにする?

自然素材の杉板は、縦張りの方が長持ちする

縦張りのメリットとデメリット

縦張りは、板の縦の継ぎ目が少ない分、
水切れが早い。
重力で水が真っ直ぐ落ちやすい。

乾燥が早いので、
横張りよりも寿命が伸びる。

壁下地材(桟木・通気胴縁)が、
横張りになるので、
内部に水分が留まる可能性が高い。

おさかな
おさかな

横張り下地のデメリットは、
縦桟を入れた後に横桟を組めば、解決出来るけど、
工数・コスト・時間・やる気次第・・・。

横張りのメリットとデメリット

壁下地材(桟木・通気胴縁)が、
縦張りになるので、内部に水分が溜まることがない。

横張りは、縦の継ぎ目が増えるので、
木口(木の断面)から水分が吸収されて、乾きが遅くなる(劣化が早まる)

自然素材の杉板を長持ちさせるには

  • 水・湿気から守る
  • 乾燥しやすい環境にする(風通しを良くする)

無塗装でも100年持つ杉板の家があるんだから、
自然素材の力はすごい。

おさかな
おさかな

海の近くの環境なので、
錆と無縁の木の素材は合っているはず。

セルフビルド1.5坪小屋の外壁は、横張りの鎧張り

鎧張りの施工方法

単純に、板を下から順に釘で留めていくだけ。

と、思いきや、
鎧張りの施工方法も調べてみると、
いろいろ出てくる。

  • 板の上部を釘で留める方法
  • 板の下部を釘で留める方法
  • 三角の隙間に材を埋めたり

板の上下2箇所を釘で留めると、経年変化の収縮で板が割れます

厳密には、
これというやり方があるわけでは無いようで、
適当に打ち付けていく。

杉板を留める釘は鉄丸釘がおすすめ

ステンレスのスクリュー釘で留めましたが、
大工さんの話を聞くと、

鉄が錆びが、杉板の反りを抑える力になって、
抜けにくくなるそう。

おさかな
おさかな

鉄丸釘は、ステンレス釘と比べたらかなりのコストダウンになる。
それにしてもよく錆びました・・・。

横張りの鎧張りで失敗したこと

間柱の間隔が広すぎて、釘を打つ場所が限られる

縦桟木を入れなかったので、
間柱に直接釘を打ち付けていきます。

小屋の幅が3m(メートル)で、
板材が2m。

足りない分を別の材で継ぐと、
下地に間柱が無くて釘が打てない・・・。

隅(端)の収まりを考えなかったので、隙間が出来る

壁を張ったはいいけれど、
隅が綺麗に収まっていない。
三角形の隙間が横から見えてしまう・・・。

おさかな
おさかな

面と面のぶつかるところの収まりってどうすればいいの???

柱材を建てて、突き合わせて張ると綺麗に隙間を納められる。

おさかな
おさかな

車中泊の暮らしで、
早く、屋根と壁がある環境が欲しかったので、
適当にやり過ぎました・・・。

出隅を水切り金物で納める方法

おさかな
おさかな

やっつけ仕事で、どうにかこうにか納めました。

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おさかな
おさかな

鎧張りに苦しめられたので、
主屋は、縦張りにしました。

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おさかな
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それでも何とかなっている(のかな?)

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