杉板で軒天を張る。外壁は自然素材の杉板で統一。メリットとデメリット。

杉板軒天張り 外壁・外装

自然素材の杉板で軒天井を張る

杉板のメリットは、安い、材の確保が容易、加工しやすいこと

杉板は、とにかく安い。

サイディング材と違って、廃盤の心配もなく、
いつの時代も、確実に手に入る。

杉板は柔らかいので、
切ったり、継いだり、
加工の手間が楽なのもメリット。

おさかな
おさかな

全部、ハンドメイドで手間が掛かるので、デメリットでもある。。

外壁と軒天は、
杉板で統一したので、
見た目の雰囲気も自然で良いです。

杉板は塗装コスト・メンテナンスコストが掛かる

自然素材の外壁の一番のデメリットは、
塗装の維持コストが掛かること。

めじなくん
先輩セルフビルダー

杉板なんて張ったら、塗装が大変でしょ!
ガルバの波板なら、
メンテフリーだよ?!

おさかな
おさかな

流石にガルバ波板の見た目はちょっと。。
あと、とても暑くなりそう。。

家の維持コストを抑える、外壁塗装に使った塗料

圧倒的安さの、木材防腐・防虫塗料、クレオトップ。

着色・色塗りのための塗料ではないので、
ブラウン系の色はおまけ程度と思った方がいい。

おさかな
おさかな

材料コストは安いけれど、
毎年塗るとなると、
手間代の方が高く付くよねえ。。

鎧張り外壁の側面に出来る三角形の隙間を塞ぐ。水切りと防腐塗装の大切さ。
鎧張り外壁の水切り・雨漏り対策 1年以上前にセルフビルドで建てた、 未だに完成しない小屋作り。 この投稿をInstagramで見る ...

杉板は、1枚1枚サイズが違うので、加工に手間が掛かる

板の厚みは自動カンナ盤で揃えられるけれど、

自然素材の杉板の製材精度は、
正確に直角にはなっておらず、

乾燥と共に反りや、ひずみで歪んでくる。

規格材と違って、
羽目板加工なども
全部手作業で加工しなければならない。

おさかな
おさかな

大工さんに頼んだら、どうしても割高になってしまうので、
自然素材の板張りにする人は少ない。。

一般的な軒天の施工方法は、
規格材のケイカル板を張って仕上げる。

サイズも整っていて、
1枚張るだけでかなりの面積が張れるので、施工が楽です。

おさかな
おさかな

杉板張りは、不揃いのパズルをしているような・・・。

セルフビルド軒天張りで工夫したこと、失敗したこと

傾斜天井にすると隙間が出来てしまう

おさかな
おさかな

軒天をわざわざ水平にするメリットなんてあるの?!

下地に傾斜が付いたまま、
軒天を張るとどうなるか。

鼻隠しの板は垂直で、
屋根タルキの下地は、傾斜が付いている。

90度に製材された直方体の板を張ると、
傾斜の角度の分だけ、
三角形の隙間が出来てしまう。

軒天の端を納めるために、
幅木で端の隙間を隠すにしても、
直方体の材では、やはり隙間が出来てしまう。

おさかな
おさかな

三角形の隙間は嫌い。。材同士が直角に合わさるように仕上げたい。。

軒天下地をタルキで作って、軒天は水平に張った方が施工性が良い。

破風板の幅が短くて、構造材の母屋まで塞げない

当初は、母屋(屋根タルキ下地の横架材)の下に、
タルキで軒天下地を組もうと思ったけれど、

軒天下地が、
破風板の幅より大きくはみ出してしまうので、断念。。

おさかな
おさかな

設計は大事ですね。。行き当たりばったり建築。。

家の構造材は、雨風から守った方が家が長持ちする。

足場無しでも軒天は張れる、脚立とロープで高所作業

クライミング用のハーネスを付けて、
軒天張り、塗装の高所作業をしました。

軒天を塞いでしまうと、
ロープを固定する支点が無くなってしまうので、
L型の固定金具をコーチスクリューで留めて、アンカーにします。

ロープを引っ掛けられる支点があれば、
脚立とロープを使って、
外壁周りのメンテナンス作業が出来る。

おさかな
おさかな

クライミング壁張りの様子は、こちらをご覧ください(危なっかしい)

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