セルフビルドで1人で棟上げする
スモールハウスの小屋でも1人で棟上げするのは大変
1.5坪の小屋作り。
手刻み、ほぞ加工して、ようやく棟上げです。
始まる前は不安が大きかったけれど、
どうにかなる。
焦らずに、気合いを入れてやれば進みます。
まずはやってみないと、悩むばかりで進まない・・。
1人で棟上げして組み上げる方法・手順
基礎に柱を建てる
廃材なので、釘が刺さっているのが見える・・。
横架材の土台を作らずに、
柱を立ち上げる設計にしました。
間柱を立てられず、壁を張るときに苦労しました・・・。
壁を張らない、あずま屋を作るつもりでなければ、
土台はあった方がいい。
安定感・強度が違います。
柱は、コーチボルト(コーチスクリュー)で留めます。
コーチボルトのサイズは、
M12 × 50mm長くらい
柱に桁を架ける
脚立を2つ使って、
桁を上げていきます。
柱が倒れないように組み合わせる。
棟上げ中はとても不安定なので、
仮筋交いで柱材を固定するといい。
柱のほぞ先1寸(3cm × 3cm)が桁から出ます。
梁のほぞ穴にちゃんと組み合わさるのか不安・・・。
桁に梁を架ける
レバーホイスト(ガッチャ)で吊ります。
単管パイプ3本を三脚の脚にして、
簡易クレーン台として使います。
梁の片側を桁に引っ掛けたら、ゴールは近い。
梁のホゾ穴にホゾ先がハマるように調整して、組み上げる。
木材の刻み方がキツキツ過ぎて、
何度か調整して削りました。
梁の上に小屋束を建てる
片流れ屋根の勾配を付ける。
地面で仮組み。
小屋束に棟木(母屋)を架ける
屋根の垂木を並べているところ。
四角に組み上げて、
棟上げした状態。
斜めに固定する筋交いが入っていないので、
まだまだ、ゆらゆら揺れる。
在来軸組工法のほぞ加工、刻み、ほぞ組みで採用した技法
桁に梁を掛ける「京呂組」
在来軸組工法では、
主流の和小屋の組み方。
柱に桁を架けてから、
桁に梁を架けて組み合わせる方法。
梁の掛け方は、強度のある伝統工法の「渡りあご」
現代の在来軸組工法は、
梁が桁をまたいで壁から出るのを嫌って、
桁の幅に納まるように組む(蟻落とし)
梁を引っ掛ける幅が少なすぎて、
精度が出せるか不安・・・。
梁が落ちてきたら、家が崩れるぞ・・・。
採用した技法は、
桁と梁を十字に組み合わせる渡りあご。
横架材の桁を貫にして、
柱のほぞ先が桁を通って、
梁までガッチリ組み合わさる。
これなら、素人大工でも梁が抜けることはない。
設計から木材加工〜棟上げまでに掛かった期間は何日?
1人で作る小屋作り進捗
- 2018.1.3 地ならし・レベル合わせ
- 2018.1.13 刻み加工スタート
- 2018.1.24 棟上げ完了
もう少し作業ペースを上げたいところ・・・。