18坪の木造家作り、1人で棟上げ作業。在来工法を選んだ理由は?

18坪の家作り

セルフビルドの家作り、1人で棟上げって出来るの?

刻み終えた材から、
組み合わせて棟上げしています。

おさかな
おさかな

ちゃんと組み合わさって、家の構造が出来上がるのか不安過ぎる・・・。

初めての作業で、
柱を1つ建てるだけでも恐る恐る進めています。

柱1つ1つに仮筋交いで固定したけど、
時間が掛かりすぎるので、
ある程度まで組んでから柱の垂直の調整をした方がいい。

おさかな
おさかな

正確に刻み加工が出来ていれば、垂直に立ち上がる(はず)

在来軸組工法で家を建てようと思った理由

家の構造は、
ツーバイフォー工法(枠組壁工法)ではなく、
在来工法にしようと思った理由はいくつかあります。

在来工法の方が、木材の入手が容易で、安価

ここは離島なので、
大きいホームセンターが無くて、

まず、そもそものツーバイフォー規格材が売っていない。

ツーバイフォー工法で建てるとなると、
構造用合板も必要になってくるけれど、

合板(900mm × 1,800mmサイズ)1枚で、2千円弱します。

おさかな
おさかな

規格材、ネジやビスの建築材料の全てが高い。

製材所の木材だけは安く入手出来る。

手刻み加工が出来れば、丸太でも家を作れるようになるはず

プレカットを選ばなかった理由でもあるけれど、
木材を手刻み加工で組み合わせることが出来るようになれば、

家作りの増築・改築も、
修繕・補修も1人で出来るようになる。

丸太をラフに加工して、
東屋を作ったり、
ログハウスを作ったりすることも出来る。

おさかな
おさかな

敷地に杉がたくさん生えているので、使いたいときに伐ろう。
夢が広がる!

伐りたての丸太は重すぎて、
重機があったらなあと、ひ弱になるんだけど・・・。

家作りのコンセプトは、
便利な(高価な)材料に依存せず、
原始的な(安価な)材料で家を維持出来るようにすること。

湿気がこもりやすいツーバイフォー工法は、シロアリ被害に合いやすい

シロアリと台風(強風)にやられない家作りが最重要ポイント

ここは、雨が多く、湿度も高い環境なので、
ツーバイフォー工法だと、
シロアリ被害に合いやすい。

大工さんに教えてもらいました。

おさかな
おさかな

合板を張り付けると湿気がこもって、シロアリに食われやすいよー。

断熱材を入れて、
暖かい家にしてしまうと、
さらに、シロアリさんが快適に住んでしまうので危険。

おさかな
おさかな

隙間スカスカで空気が流れる、低気密、低断熱の家にしよう!

冬の寒さ対策は、
薪の火で暖をとって、
煙で虫対策することにする。

湿度の高い日本では、ツーバイフォーは向かない。
合板の中は密閉されて湿気が溜まりやすい。

1人でやるからこそ、作業効率化が超重要

1人棟上げの工夫は?

柱を立てて、桁を架ける

柱を建てた後は、
桁を乗せていきます。

柱の頭に桁の穴2〜3個通します。

脚立を2つ使って、
少しずつ高さを上げていって、
うまくハマるように組み合わせる。

原始的な作業で、
工夫というより、
気合いでなんとかするという意味合いの方が大きい。

おさかな
おさかな

気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ・・・。(失敗して、材を落としたりする)

精神論だけでは、失敗したり、いつか怪我をする。
「頑張りすぎない」工夫が必要。

7寸の梁をレバーホイストで吊って、桁に架ける

7寸材はとても重かった。
製材したばかりのフレッシュな状態では、
材によっては、1人で持って移動出来ない重さ・・・。

おさかな
おさかな

この材重すぎる、乾燥して軽くなるまで待とう・・・。(諦める)

レバーホイスト(通称ガッチャ?)で吊り上げて、
桁と桁に乗っかるように移動します。

乗ってしまえば、片側ずつ移動して、
桁の先端に引っ掛けて組み合わせます。

ほぞ加工、継ぎ手の加工、木組みはシンプルにする

必要なのは、匠の技ではなくて、誰にでも出来る最低限の品質レベル

梁の継ぎ手は、単純なL型にする

梁の継ぎ手は、
どうしようか悩んでいたけれど、

おさかな
おさかな

台持ち継ぎで梁を継ぐのが一般的かなー。
素人には無理じゃないか???むむむ・・・。

素人大工なので、
出来ないことは、割り切って、
単純なL型で梁を継ぐことにしました。

ダボで引き抜き強度を高める

1寸(約3cm)の穴をカクノミで開けて、
ダボを作って梁と梁の繋ぐ材にする。

1日1梁を組んでいくペース、無理しないで棟上げ

桁を梁を組み合わせて、小屋組みまで終わりました

小屋組みまで終わって、
続きは、棟木と母屋、屋根裏を組んでいきます。
刻みはこれから現物合わせ・・・。

1人作業の棟上げも、
やればどうにかなりましたが、

たまたまうまくいったからではなくて、
確実・安心・安全な作業に落とし込まないと、
いつか怪我をする。

次に家を建てるときは、
7寸材の重い材は使いたくないぞ。。

おさかな
おさかな

気合いは必要だけど、頭の方が必要だ(頭悪いから)

棟上げにあると便利な道具

レバーホイストは、荷揚げ、荷締に、掛かり木外しに使える

おさかな
おさかな

ガッチャがあれば、人力で重いものを動かせます。
揚程(引ける長さ)が1.5mと短いので注意。

便利な道具がパフォーマンスを引き出す。

長い距離を動かすときはチルホールがオススメ

20mワイヤーロープで引けます。
人力で800kg引けるので十分過ぎる強さ。

主に、伐採のときに使ってます。
1人でも安全に狙った方に倒せます。

おさかな
おさかな

大きいものを選べば引ける力も強くなるけれど、
本体が重くなるので嫌・・・。

軽さも重要なポイントです。

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