もくじ
屋根張り後の軒先水切り・ケラバ水切り施工〜失敗事例
水切り金物を取り付ける前に屋根材を張ってしまった
一人作業のセルフビルドで、家作りをしています。
木材が雨で濡れないことを最優先にして、
とにかく屋根張り工程を終わらせました。
当然、軒先・ケラバの水切り金物は、付けていない。
おさかな
自分の家なのでいいけれど、手抜き工事って言うよね。。
屋根材の種類はガルバリウム鋼板の波板(鉄板小波)
おさかな
正確には、屋根材ではなく、耐久性の高いガルバの波板です
見た目を気にしなければ、
材料費は安く、耐久性が高く、
塗装メンテナンスのコストも他の屋根材より圧倒的に掛からない。
ガルバ波板のデメリットは、
薄い板なので、雨音が響くことと、
軽いので風が吹き込んだときに剥がれやすいこと。
屋根張りの施工順序
屋根下地(野地板)→軒先水切り→ルーフィング材→ケラバ水切り→屋根材
屋根材を張る前に、
水切り金物を付けましょう。
軒先水切りは、
ルーフィング上を流れて来た雨水を軒先で止めないように、
ルーフィングの下に取り付ける。
ケラバ水切りは、
横からオーバーフローした場合の雨水をルーフィングで防ぐために、
ルーフィングの上に取り付ける。
- 軒先水切りは、ルーフィングの下に
- ケラバ水切りは、ルーフィングの上に
大工さん
屋根の傾斜あるし、ガルバの軒先の出があるから、軒先水切り付けなくても大丈夫だと思うよ〜
おさかな
雨漏りが不安なので、気休めだけどやっておく。。
水切り金物の後施工で苦労したこと
屋根材の釘を抜いて軒先水切りを取り付ける
おさかな
釘穴が増えて、逆に雨漏りするんじゃない???
波板用のケラバ水切りは、施工精度がシビア過ぎるのでおすすめしない
ケラバ水切りは、
波板用もあるけれどおすすめしません。
屋根材が左右対称・直角に張られていれば問題ないけれど、
10メートルある長さを波板で張っていくと、
少しのズレが大きくなって、波が合わなくなってくる・・・。
ケラバ水切りは、コロニアル用がおすすめ
ケラバ水切りのコの字型の隙間に、
屋根材を差し込んで納める。
コの字型の隙間(遊び)があることで、
屋根材の施工ズレを吸収できる。
おさかな
大工さんが建てた家を見て回ると、
コロニアル用の水切りで施工されているものが多い。
工務店のおっちゃん
軒先・ケラバの雨仕舞いをやるかやらないかで、家の寿命が全然違ってくるよ!